岩手日報社のITエンジニアには、ニュースのデジタル発信やWEBサービスの開発・運用などを担う「フロントエンド」と、社内システムの設計や構築、保守や維持管理を担う「バックエンド」の二つの職種があります。
フロントエンドを担うデジタル戦略部では、自社HPやSNS、電子紙面「デジタル版」によるニュース配信に加え、重要なニュースの速報も行います。このほか、主催事業の現場からライブ配信したり、自社アプリを開発したりと、様々な事業にも挑戦しています。
バックエンドを担うシステム部では、編集や組版と呼ばれる新聞製作システムの運用・管理、経理や人事など各種システムや社内ネットワークの開発・運用・管理、社内のデジタル技術の支援などを担っており、全部署の業務を支えています。
印刷オペレーターは、矢巾町の制作センターにある大型輪転機を操作して、新聞を刷り上げ発送するまでの業務を担います。本社から送られてきた紙面データを元に刷版を作り、輪転機にセットして紙面に印刷する仕事は、新聞製作の「最終ランナー」ともいえる重要な仕事です。印刷業務は基本的に夜間に行われ、紙面の色や汚れ、印刷の細かいズレなどをチェックして紙面品質を担保するほか、機械の操作、メンテナンス、資材の管理など、それぞれの役割を全うするチームプレーが大切な職場です。
DTPデザイナーは、主に紙面に掲載するグラフや図表などのグラフィック作成や広告原稿のデザイン・制作、書籍やタブロイド紙、ポスターやチラシといった印刷物、自社HP内の特設サイトやバナーなどのWEBデザインなどを担います。
グラフや図表には、記事だけでは伝えきれない複雑な情報を視覚的に補足する役割があります。フローチャートやマップなど、ニュースの内容に沿ったさまざまな表現方法で、読者が記事の要点を理解する手助けをします。
紙面だけでなく、自社のコンテンツを活用した書籍「大谷翔平 特別報道記録集」や「高校野球ファイル」のデザイン、編集だけでなく広告事業関係の特設サイトのデザインなども手掛けています。