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「日報生成AI」提供スタート


 岩手日報社は、高度なセキュリティー対策を講じた生成AI(人工知能)に、情報ソースとして本紙の過去記事を連携させた「岩手日報生成AI」(日報AI)の提供を始めます。人口減少、人手不足や物価高騰が進む本県にあって、企業や自治体、多様なコミュニティーの業務効率化と生産性向上、課題解決を後押しします。

 日報AIは法人向け国内シェア1位の生成AIプラットフォーム「エクサベース」に、2010年1月以降の記事を連携させたサービス。「チャットGPT」「ジェミニ」「クロード」の、さまざまなモデルを選んで使えます。

 文章や画像の生成に加え、音声データを議事録にまとめる機能もあります。インターネット空間の情報のほか、本紙記事を情報ソースとして使えるため、県内各地の事情を踏まえた正確で深い回答や提案を得ることができます。

 ビジネスやプライベートのさまざまな場面を想定した質問・指示(プロンプト)の豊富なひな型(テンプレート)も備えています。会議資料の作成や朝礼・イベントでのあいさつ案、長い文章や資料の要約、新たなサービスや取り組みのアイデア出し、議会の答弁作成などの200以上のメニューをそろえ、「白紙状態」から詳しく質問・指示を入力する手間が省けるため、どなたでも簡単に使いこなすことができます。

 さらに、RAG(検索拡張生成)機能もあり、自社の営業資料や諸規定などを投入して独自のデータベースを構築できます。これを活用すると「商品の特長は?」「給与・休暇制度を教えて」などの問いに対し、経験豊富な社員のようにAIが即答してくれます。業務の効率化や長年組織で培ったノウハウの共有・継承に役立ちます。

 料金は民間向けのDX戦略プラン(50アカウント以上)や少人数のコミュニティ会員プラン(3人単位)、官公庁、教育機関プランなどがあります。契約手続きには数日かかります。ユーザーの皆さまには、当社の担当者が便利な使い方を紹介したり、疑問点に答えるなど継続サポートします。

 問い合わせは専用フォームまたはAI推進担当(019-681-0380、平日午前10時から午後5時)へ。ホームページ(HP)でも情報をご覧いただけます。

岩手日報社

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