「北の文学」第90号、7月5日発売

岩手日報社は、文芸誌「北の文学」第90号を7月5日発売します。
小説部門入選作の細谷啓太さん(長野県伊那市、本県ゆかり)の「見えぬが在るもの」、相川健斗さん(北上市)の「夜の記憶」、平塚拓朗さん(宮城県富谷市、一関市ゆかり)の「マムシ」の3編を掲載しています。
90号特別企画として「草創期の北の文学―小野寺苓さんに聞く」、野中康行さん(盛岡市)の寄稿「『北の文学』43冊の合評会」を収録。巻頭コラムは、作家の南海遊(みなみあそゔ)さん(同)の「あらゆるものが待っていることを僕は知っていた」です。
寄稿小説は、大平しおりさん(同)の「阿弖流為の井戸」、浅野文月さん(北上市)の「デンデラデラデン」、朝比奈信次さん(同)の「あんずの〈アコーディオン〉」の3編です。
グラフ文学散歩は、塩谷昌弘さん(盛岡大文学部准教授)の「やえがしなおこ『ザグドガ森のおばけたち』に会いに行く」。第77回岩手芸術祭「県民文芸作品集」各部門の受賞者が詩歌やエッセーを寄せています。
A5判、280ページ。1210円。お求めは書店、岩手日報販売センター、岩手日報社コンテンツ事業部へ。ウェブサイト「岩手日報社の本」からも購入できます。
2026年夏発行予定の次号は「創刊150周年記念 岩手日報文学賞」の受賞作を掲載する特別号とします。これに伴い26年の「北の文学」作品募集は休み、27年から再開します。
岩手日報社