第58回岩手読書感想文コンクール小学校中学年・最優秀賞

ぼくにとってのヒーロー

宮古市立崎山小学校4年

久保尻(くぼじり) 翔真(しょうま)

夢を持つ、夢中になる、あとはかなえるだけ 車いすテニス小田凱人

 三才の時からテニスを続けているぼくの夢は、日本で一番強いテニスプレイヤーになることです。そして小田凱人選手は、ぼくがだれよりもそんけいしているテニスプレイヤーです。小田凱人選手の強さのひけつをもっともっと知りたくて、この本を手に取りました。

 試合の時に発揮する高い集中力、相手にリードされても落ちついたプレーで相手にちょう戦するメンタルをもつ小田選手。しかし、本を読み進めていくうちに、小田選手が小さいころに病気になって、大好きなサッカーをすることができなくなったことを知りました。とても悔しかったと思います。もしもぼくが同じ立場になってしまったら、熱中している大好きなスポーツがもうできないということが悲しくて立ち直れないような気がします。それでも小田選手は、新しく夢をもって前に進もうとしました。車いすでもできるスポーツがあると分かった瞬間に、

 「自分もちょう戦したい!やれるっていうんだったらやるしかない!」

 と思える小田選手の前向きな考え方は、今ではぼくの目標です。

 他にも、ぼくはこの本から小田選手の強さのひけつをたくさん見つけました。

 病気を言い訳にしない所、目標や夢をかなえるために必要なことを文字にして表し、一つ一つ確実に有言実行していく所……。辛いことも前向きな考え方で乗り越え、いつでも自分と真剣に向き合う小田選手は、ぼくにとって、ヒーローそのものです。

 この本からぼくは、小田選手の、「夢中になれること、自分が一番がんばれる何かを見つけてほしい。何かにちょう戦しようと思ってほしい。目標に向かって歩き始めてほしい。」というメッセージを感じました。人生の中で辛い出来事があっても、何か一生けんめいがんばれることが一つでもあれば、自分らしく、前向きな気持ちになれると思います。そして、自分が一番がんばれることを見つけて、目標や夢に向かって努力するということが、とてもすてきなことではないでしょうか。

 ぼくは、日本一のテニスプレイヤーになるという夢をかなえるために、小田選手のまねをして、マンダラチャートを書きました。そこには、テニスのことだけではなく、テニスにはあまり関係のないように見える「あいさつ」や、周りの人に対する「思いやり」などについて書いています。当たり前のことをしっかりやり、何事にも全力で取り組むことがテニスにも活きてくるということを、この本が教えてくれたからです。この本の中で小田選手が伝えてくれた、希望や目標をもつことの大切さがつまったメッセージをぼくはしっかりと受け取って、「日本一のテニスプレイヤーになる」という夢に向かって、たくさんの努力を続けていきます。

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