第58回岩手読書感想文コンクール小学校低学年・優秀賞

四人目のひみつのとっくん

花巻市立石鳥谷小学校2年

髙橋(たかはし) 健斗(けんと)

ひみつのとっくん

 ぼくは、この本をよんだとき、まるで本の中に入りこんだように、心があつくなって、むちゅうで「がんばれー!」と、そうすけくんとぐっちんとゆいちゃんをおうえんしていました。そして、ついにみんなが出来た時は、ぼくも「やったー!」と、とびはねてよろこびました。

 この本を読みおわってすぐに、「ぼくも、四人目のなかまになって、ひみつのとっくんがしたい。」と思いました。ぼくが、上手になりたいことって何だろうと目をつぶって考えたとき、すぐにピアノが思いうかびました。

 ぼくは、ピアノをならっています。今、コンクールにむけてれんしゅうをしていますが、ゆびを丸めて力をこめてひくことがにがてです。ピアノは、いつも一人でひいているけれど、本の中の三人といっしょだと思うと、何だかゆう気がわいてきました。「よし、ひみつのとっくんだ。」

 ぼくは、はりきってピアノの前にすわりました。二時間目までは、ゆびの形を作るきそれんしゅうをしました。気もちがのってがんばれました。微、三時間目にきょくのれんしゅうに入ると、ゆびがいたくなってきて、なきたくなりました。ぼくは、やめたいと思いましたが、本をひらいて、三人がそれぞれにがてなことにちょうせんしている絵を見ると、またゆう気がわいてきました。

 「一人じゃない。」と思いながらつづけることで、なんと六時間目までやりぬくことが出来ました。頭の中で、「ブビーン!」とぐっちんのけんばんハーモニカがなって、ぼくも本当の四人目のなかまになれた気がしました。

 なかまといっしょだとがんばれるし、がんばることって、たいへんだけれど、こんなに楽しくて気もちのいいものだと教えてくれたこの本は、ぼくのたからものになりました。

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