記憶を活字に残し、知るきっかけに
報道部記者平野 祥子
学習院大学文学部卒
2013年入社。広告事業局広告部や企画推進部、東京支社営業部に所属し、新聞掲載する広告の営業や製作を担当。編集局報道部では盛岡市政や県警クラブに在籍。盛岡市出身。
(2022年撮影)
編集局報道部の県警記者クラブに所属しています。事件や事故、火災などの取材が主な仕事です。時間に関係なく発生する事件、事故現場に駆け付けて担当の警察署を取材、原稿にするという流れです。
実は県警担当になるまで裁判も傍聴したことがありませんでした。裁判のような司法のことについては知らなくても生きてはいけますが、仕事をしていると「これはどういうことなのか、なぜこうなったのか」と、どんどん知りたいことが増えていきます。結果的に新しい知識がたくさん入ってくる仕事なので、面白いです。
以前は報道部の盛岡市政クラブに所属しており、盛岡市の隣に位置する雫石町を担当していました。町の政治や経済、教育から地域の話題まで、いろいろなことを取材するのが行政担当です。
特に印象に残っているのは、雫石町で起きた全日空機墜落事故から50年の企画です。新聞は活字にして残していけるものです。50年経ったとしても、声を掘り起こし伝えていくことで、記憶を継承したり、空の安全を啓発したりと、誰に響くのかは分からないですが「こういうことがあったんだ」と知ってもらうきっかけになればいいと思い取り組みました。
記者職は、自分の新しい興味を発掘してくれるような出来事に、たくさん出会うことのできる仕事です。私は営業職も経験していますが、興味さえあれば記者職も営業職もチャレンジできます。新聞社という一つの職場の中で、色々な経験ができることも魅力だと思っています。
Schedule1日の仕事の様子
- 8:00
- 起床
- 9:00
- 出勤。全国紙、地方紙など朝刊を複数読む
- 10:00
- 県内で起きた事件の裁判傍聴
- 12:00
- ランチ。ちょっと長めにまったり
- 14:00
- 午前中に傍聴した裁判の記事を執筆
- 15:30
- 特殊詐欺被害を未然に防いだコンビニを取材
- 16:30
- 会社に戻る前に管内の警察署に顔を出し、様子を確認
- 18:15
- ローカルニュースで県内の出来事をチェック
- 18:45
- 取材した特殊詐欺の記事を執筆
- 20:00
- 帰宅。入浴し、夕飯を食べる。
- 23:00
- 就寝