▼ 昭和23~40年
受賞年 | 回 | 受賞者 | 職業 | 功績 |
---|---|---|---|---|
昭和23年 | 第1回 | 菊池賢次郎 | 盛岡農林畜産科長 | 馬の寄生性後躯麻痺症の研究 |
昭和24年 | 第2回 | 佐藤直助 | 精農家 | 稲作改良の生覚者 |
昭和25年 | 第3回 | 小豆島栄作 | 漁業家 | 三陸海岸つきん棒御撰同盟会会長で、本県漁法の改良に貢献 |
昭和26年 | 第4回 | 小山幸右衛門 | 篤農家 | 県農事試験場生みの親。「通し苗代の解消」「稲の正條根と水田二毛作」 |
昭和27年 | 第5回 | 橋本善太 | 養鶏家 | 本県養鶏界の最高峰で40年間にわたり品種改良、産卵世界新記録を出した |
昭和28年 | 第6回 | 国分農場 | 全国でも数少ない有畜営農の私設農業試験場として農業振興に貢献 | |
昭和29年 | 第7回 | 谷村貞治 | 新興製作所所長 | 谷村式テレタイプを完成、本県産業に貢献。谷村学園創設と文化面でも尽力 |
昭和30年 | 第8回 | 菅野金吾 | 漁業家 | 施網漁業の改良と合成繊維利用への技術転換による漁業振興に貢献 |
昭和31年 | 第9回 | 該当なし | ||
昭和32年 | 第10回 | 藤尾太郎 | 山王海土地改良区 理事 | 昭和22年志和村長になり、山王海ダム建設、農業基盤整備に貢献 |
昭和33年 | 第11回 | 岡本昌訓 | 本県に北海道式酪農法を導入、畜緑利用による畑作改善指導で成果 | |
宮古漁業協同組合 | サケ・マス漁業にはえなわ漁法を発明、全国の漁業界に普及、漁獲高の向上に貢献 | |||
昭和34年 | 第12回 | 今井史郎 | 日鉄釜石鉱業所 所長 | 長孔採掘法を導入、出航量を4倍に飛躍。仙人トンネル道路実現の端緒をつくる |
武藤益蔵 | 岩手大学非常勤講師 | 県内民有林の生成に心を砕き、特にアカマツの天然更新に新方式を採用し成果 | ||
昭和35年 | 第13回 | 該当なし | ||
昭和36年 | 第14回 | 該当なし | ||
昭和37年 | 第15回 | 重茂漁業協同組合 | 漁業生産の工場と生活改善に貢献 | |
昭和38年 | 第16回 | 竹田清次郎 | 篤農家 | 第3回全国農林漁業技術研究会で、「畑作振興と大豆の増収栽培」を発表し一席となる |
国鉄盛岡工事局 | 開設から45年間、本県の国有鉄道建設、改良に当たり地域の産業開発に貢献 | |||
昭和39年 | 第17回 | 該当なし | ||
昭和40年 | 第18回 | 足立建次 | 足立ベニヤ社長 | 合板業界の先駆者 |
▼ 昭和41~63年
受賞年 | 回 | 受賞者 | 職業 | 功績 |
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昭和41年 | 第19回 | 東化工八幡平地熱開発工事事務所 | 日本で初めて地熱発電を企業として完成 | |
昭和42年 | 第20回 | 遠山果樹園協同防除組合 | 果樹の生産技術の共同研究と実行に目ざましい成果 | |
昭和43年 | 第21回 | 南都田農業協同組合 | 水稲の品種統一と流通改善にライス・ミル(モミ貯蔵設備)を全国に先がけて設備 | |
昭和44年 | 第22回 | 該当なし | ||
昭和45年 | 第23回 | 志和農業協同組合 | 稲作と酒造出かせき地帯から、畜産・そ菜・果樹の複合的農業地帯への転換に成功 | |
昭和46年 | 第24回 | 共同経営ちくまヶ丘農場 | 共同経営により、高冷地酪農経営の基礎を固めた | |
昭和47年 | 第25回 | 松田覚太 | 岩手農蚕(株)社長 | 蚕種の改良、水稲など農業 |
昭和48年 | 第26回 | 南部鉄器協同組合 水沢鋳物工業協同組合 | 伝統ある南部鉄器の生産拡大と業界の近代化を図り、海外市場への進出に成功 | |
昭和49年 | 第27回 | 本波振興林業組合 | 禁酒、禁煙運動など、生活改善運動を通じながら林業振興に成果 | |
昭和50年 | 第28回 | 野田村漁業野田港漁友会 | 県下一のホタテ雅貝供給基地への基礎を築き、三陸養殖漁業の振興に寄与 | |
昭和51年 | 第29回 | 該当なし | ||
昭和52年 | 第30回 | 八重樫利康 | 県畜産会 会長 | 零細農民の立場に立ち有畜農業の合理的経営を実践。農民の生活向上に尽力 |
昭和53年 | 第31回 | 伊藤佐十郎 | 県水産審議会会長 | 漁業界のし同社として、沿岸の"つくる漁業"へ政策転換。養殖漁業の推進に尽力 |
昭和54年 | 第32回 | 協同組合ベルマート | 大手流通資本の活発化を10年舞えに予知し、地元資本の結束による共同化で成果 | |
昭和55年 | 第33回 | 気仙郡住田町林業振興協議会 | 山村に適合した地域農林業の振興に先駆的役割を果たした | |
昭和56年 | 第34回 | 清水善五郎 | 協同組合盛岡卸センター理事長 | 「岩手でも卸商団地を造ろう」と多くの障害を乗り越え信念と指導力で集団化を実現 |
昭和57年 | 第35回 | 岩谷堂箪笥生産協同組合 | 後継者難を乗り越え伝統工芸を守り続け、全国的に販路を拡げている | |
昭和58年 | 第36回 | 岩手県園芸試験場野菜花き部 | リンドウの育成研究に取り組み、優れて固定品種を育成。畑作の基幹作物として確立 | |
昭和59年 | 第37回 | 奥中山農業協同組合 | 酪農と高冷地野菜を複合させた営農方式を編み出し、自立経営を確立 | |
昭和60年 | 第38回 | 遠藤保雄 | 県木炭協会会長 | 岩手の森林育成に情熱を傾け、40年間にわたり産業としての林業振興に貢献 |
昭和61年 | 第39回 | 大野民芸家具組合 | 木工技術を習得、地元の素材で製品化。一村一品運動として地域の活性化に貢献 | |
昭和62年 | 第40回 | 岩持静麻 | 岩手県農協五連 | 農業協同組合法制定以来、40年間にわたって本県の農協活動、農業振興に貢献 |
昭和63年 | 第41回 | 前沢町農協肉牛部会 | 肉牛の繁殖、肥育に取り組み「前沢牛」を全国一の銘柄に育て上げた |
▼ 平成元~20年
受賞年 | 回 | 受賞者 | 職業 | 功績 |
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平成元年 | 第42回 | 宮古漁協津軽石さけますふ化場 | 80余年にわたり、わが国のサケ繁殖事業に貢献 | |
平成2年 | 第43回 | 川村徳助 | 元岩手県商工会議所連合会会長 | 県産品の販路拡大や盛岡さんさ踊りを東北有数の祭りに育て商工業の育成に貢献 |
平成3年 | 第44回 | 陸中農業協同組合 | (三河源三郎組合長) | 広域合併で営農活動を強めヤマセ常襲地農業に展望を開く |
平成4年 | 第45回 | 石井冨士雄 | 県商工会議所連合会会長 | 岩手の経済界のリーダーとして、若手経営者の育成、産業、商工業の振興に貢献 |
平成5年 | 第46回 | 社団法人南部杜氏協会 | 日本三大杜氏として全国的に有名。石鳥谷町と連携し地域の産業商工業の振興に貢献 | |
平成6年 | 第47回 | 八重山郡農業協同組合 | (喜友名朝秀組合長) | 大凶作の本県の要請を受け「岩手34号」「岩手36号」の緊急増殖に取り組み、その後岩手と沖縄とのさまざまな交流に貢献 |
平成7年 | 第48回 | 小倉沢りんご生産組合 | (高橋十代組合長) | リンゴわい化栽培発祥の地として全国的に有名。地域農業のあるべき姿を実践 |
平成8年 | 第49回 | 八重樫金十郎 | 県商工会連合会会長 | 本県の商工会機能強化に取り組み、数多くの要職で商工会、観光の振興に貢献 |
平成9年 | 第50回 | 新いわて西部地域花卉生産部会あしろ中央支部 | 支部長畠山正徳 | 冷害克服、出稼ぎ解消を目的にリンドウ栽培を始め日本一のリンドウ産地となる。本県農業の振興、地域社会の活性化に貢献 |
平成10年 | 第51回 | 金澤裕臣 | 県林業協会長、県森林組合連合会長 | 本県林業界のリーダーとして、森林組合などの活性化に尽力 |
平成11年 | 第52回 | 岩手県浄法寺漆生産組合 | (畑山忠雄組合長) | 日本最大の漆生産地としての伝統を守り、地域文化振興に貢献 |
平成12年 | 第53回 | 阿部淳也 | 岩手阿部製粉社長 | 国内で初めて冷凍和菓子の開発に成功する |
平成13年 | 第54回 | 岩手ネットワークシステム | (INS、会長・中村儀郎岩手大名誉教授) | 産学官連携で技術開発力向上に成果を挙げている |
平成14年 | 第55回 | 社団法人葛巻町畜産開発公社 | (理事長・中村哲雄町長) | 地域の畜産や観光振興に加え、地元雇用の場としても大きな役割を果たしている |
平成15年 | 第56回 | 千葉繁 | 大船渡市、元中赤崎帆立組合長 | ホタテガイ養殖のコスト削減に成功、大都市圏での販路拡大にも尽力した |
平成16年 | 第57回 | 阿部ゆう子 | 漬物製造販売業・株式会社道奥代表取締役社長 | 農村女性の自立のため漬物製造販売の会社を興し、次々と商品を開発した |
平成17年 | 第58回 | 岩手中央農協もち米生産部会 | 紫波町・矢巾町、浦田輝夫部会長 | もち米主産県の声価高める |
平成18年 | 第59回 | 熊谷秀男 | 東京電波会長 | 工場立地雇用創出、水晶振動子で業界リード |
平成19年 | 第60回 | 佐々木幸吉 | 佐幸本店取締役相談役 | ヤマブドウ飲料を世に送り出す |
平成20年 | 第61回 | 石川和宣 | 食肉加工製造・一関ミート代表取締役会長 | 完全自家配合飼料による豚の繁殖、肥育の一貫経営体制を確立し、防腐剤や保存料を一切使わない食肉、ハムを製造、販売。地元食文化に貢献 |
▼ 平成21~30年
受賞年 | 回 | 受賞者 | 職業 | 功績 |
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平成21年 | 第62回 | ジョイス | 地域密着経営のスーパーを展開 | |
平成22年 | 第63回 | 新岩手農協東部地域春みどり専門部会 | キャベツ生産で地域経済けん引 | |
平成23年 | 第64回 | 斉藤俊明 | さいとう製菓社長 | 銘菓「かもめの玉子」の製造、販売を通じ、地域経済と雇用に大きく貢献。大震災の被災地でいち早く生産を再開させ、商工業界復興のけん引役として尽力 |
平成24年 | 第65回 | 西部開発農産 | 作付け困難な農地を預かり、大規模土地利用型農業を展開する | |
平成25年 | 第66回 | 三陸鉄道 | 来春の全線開通を目指して営業努力を続ける | |
平成26年 | 第67回 | 千田精密工業 | 高い技術で精密部品を製造 | |
平成27年 | 第68回 | 佐藤 晄僖、紘子 | 世嬉の一酒造・会長、専務 | 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された「和食 日本人の伝統的な食文化」で、一関地方の餅食文化を紹介、世界に誇る文化と認められた |
平成28年 | 第69回 | 回進堂 | 銘菓「岩谷堂羊羹(ようかん)」を製造し、全国に販路を広げる | |
平成29年 | 第70回 | 米谷春夫 | マイヤ社長 | 東日本大震災の被災を乗り越えスーパーマーケットを展開する |
平成30年 | 第71回 | 加賀谷輝雄 | 「カガヤ」代表取締役会長 | 岩手に根差し人材力・ものづくり力を磨き上げ日本を代表する建築物の屋台骨を支える |