身長4cm程のカエルたちの見る日常。
 「これらのわたくしのおはなしは、
 
            みんな林や野はらや鉄道線路やらで、
 
            虹や月あかりからもらってきたのです。」(宮沢賢治) 
草木の芽吹き、風や雨、雪や霜から感じる四季、人の温かみをほんのり感じる里山の風景、
            賢治の感受性は、おおらかで素朴でときには哲学を感じさせるたくさんの物語を、自然の中に見出します。
この作品では岩手の風土の美しさや力強さ、自然と生き物がくれる現代へのヒントを、
            宮沢賢治の感性に学び、微笑ましいカエルたちを通じて描き出してゆきます。
主人公シュレーゲルは、宮沢賢治の童話「蛙のゴム靴」にインスピレーションを得た、
            黄色い長靴をはいたおしゃれなシュレーゲルアオガエル。
自然の豊かさ、そして厳しい摂理。
            時を超えて本質的な自然の豊かさを子供にも大人にも感じてもらえる。
            情報が多く、自分らしさを見失いがちな現代だからこそ、
            宮沢賢治も感じていた自然と生き物の宇宙を描く作品を目指します。

            
            
            
            
            
            







