記事きじこう!

わかりやすい文章ぶんしょう

記事きじは、取材しゅざいした情報じょうほうおおくのひとつたえるための文章ぶんしょうです。無理むりにじょうずにこうとせず、ひとのことをかんがえて、わかりやすい文章ぶんしょうこころがけましょう。

まえ内容ないよう整理せいり

 いきなり文章ぶんしょうきはじめるのではなく、「なにをつたえるか」「なにをきたいか」をさき整理せいりしましょう。記事きじ全体ぜんたいてをさきかんがえておくと、はやくきあげることができます。

段落だんらくごとにまとめる

 文章ぶんしょう段落だんらくごとにまとめるようにてましょう。1段落だんらくには1つのことがらをくのが基本きほん。1つのことがらが2つ以上いじょう段落だんらくにまたがってもいいですが、1段落だんらくに2つ以上いじょうのことがらがまじらないようにしましょう。
1段落だんらくは100~150文字もじくらいのながさだとみやすくなります。それよりみじかいのはかまいません。

大事だいじなことから順番じゅんばん

 新聞しんぶん記事きじは、最初さいしょ段落だんらくにいちばん大事だいじなこと、記事きじ要点ようてんがわかる文章ぶんしょうきます。このだい1段落だんらくを「リード」とか「前文まえぶん」といいます。2段落だんらくからあとも、大事だいじ順番じゅんばんつたえたい順番じゅんばん段落だんらくつづけます。
リードは「5W1H」が基本きほんです。When(いつ)、Where(どこで)、Who(だれが)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)をもりこめば、しっかりしたリードができあがります。

まちがいをなくそう

 きまちがいや変換へんかんミスはだれにでもあります。新聞しんぶんができあがってたくさんのひとくばまえに、まちがいは全部ぜんぶつけて、なおしてしまいましょう。つくっている途中とちゅうでもいいから、先生せんせいともだち、いえひとなどにてもらうといいでしょう。

見出みだしをつけよう

要約ようやく」と「む」

見出みだしには2つの役割やくわりがあります。1つめは、記事きじ大事だいじなところをみじかくまとめる「要約ようやく」。もう1つは、読者どくしゃがその記事きじみたくなるように「む」ことです。

む」でなく「る」

 記事きじはじっくり「む」ものですが、見出みだしは一目ひとめる」ことで意味いみがわかるのが理想りそうです。
1ほんあたり8~10文字もじ目標もくひょうにがんばってみましょう。すこしくらいオーバーするのはかまいません。
文字もじすうがかぎられますから、おなじような言葉ことば表現ひょうげん何回なんかい使つかうのはさけましょう。「が」「で」「を」などの助詞じょしをはぶくことで、意味いみえずに文字もじすうらせる場合ばあいもあります。

基本形きほんけいは「しゅ」と「わき

 見出みだしは、1ほんだけとはかぎらず、2ほん以上いじょうわせることができます。いちばん基本きほんなパターンは「しゅ見出みだし」と「わき見出みだし」の2ほんセットのわせです。
主役しゅやくしゅ見出みだし。しゅ見出みだしをおぎなう、ややちいさめの見出みだしが脇役わきやく脇見わきみしです。ほかにもたくさんのパターンがありますが、まず基本きほんパターンで練習れんしゅうしてみましょう。

キーワードをさがそう

 見出みだしは、記事きじ内容ないよう正確せいかく要約ようやくしなければなりません。いろんなやりかたがありますが、記事きじなかからキーワードをえらんで、わせることで見出みだしがつくれます。「必要ひつよう言葉ことば」「使つかいたい言葉ことば」などをいくつかえらぶことからはじめましょう。えらびかたわせかたで、いろんな見出みだしがつくれます。
愛媛えひめ小学校しょうがっこう あきだい運動会うんどうかい」とか「通学路つうがくろ安全あんぜん調査ちょうさ結果けっかについて」などはタイトルであって見出みだしとはいいません。見出みだしは、かならず記事きじ内容ないようからつけましょう。

表現ひょうげん工夫くふう魅力的みりょくてき

 正確せいかくさは大事だいじですが、ただしいだけではひと十分じゅうぶんにはめません。キーワードをつなげてできあがった見出みだしも、単語たんごかたえることで、より魅力的みりょくてきになることがあります。
見出みだしには「これが正解せいかい」というのはありません。いろいろ工夫くふうして、なんとおりもかんがえてみましょう。